交通事故

2025/04/13 交通事故

交通事故で肩が上がらないとお悩みの方へ|後遺障害等級認定と適切な賠償金の獲得

交通事故に遭い、肩が上がらなくなってしまった…そんなお悩みを抱えていませんか?今回は交通事故で肩が上がらないとお悩みの方へ、あなたの不安を解消し解決への道筋を示す情報をお届けします。

交通事故による肩の怪我は日常生活だけでなく、仕事や趣味にも大きな影響を与えます。特に肩が上がらなくなると、服を着る、髪を洗う、高い場所の物を取るなど、当たり前にできていたことが困難になり精神的なストレスも大きくなります。

この記事では、交通事故で肩が上がらなくなった場合に考えられる原因、後遺障害等級認定を受けるためのポイント、そして適切な賠償金を獲得するために弁護士ができることについて詳しく解説します。

交通事故で肩が上がらなくなる原因

交通事故で肩に強い衝撃を受けると様々な損傷が生じ、肩が上がらなくなることがあります。主な原因としては以下のものが考えられます。

  • 腱板損傷: 肩の関節を安定させ腕を動かす腱板という組織が損傷することで、痛みや可動域制限が生じます。
  • 肩関節脱臼: 肩の関節が外れてしまうことで激しい痛みと可動域制限が生じます。
  • 上腕骨骨折: 上腕骨(肩から肘までの骨)が折れることで痛みと可動域制限が生じます。
  • 肩鎖関節脱臼: 肩鎖関節(鎖骨と肩甲骨をつなぐ関節)が外れてしまうことで痛みと可動域制限が生じます。
  • 神経損傷: 肩周辺の神経が損傷することで痛みや痺れ、麻痺が生じ、肩の動きが制限されることがあります。
  • 関節拘縮: 怪我や手術後の安静期間が長引くと関節が硬くなり、可動域が制限されることがあります。

これらの原因によって肩が上がらなくなると、日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、放置すると症状が悪化する可能性もあります。早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

後遺障害等級認定とは?

交通事故による怪我が完治せず後遺症が残ってしまった場合、その症状が「後遺障害」として認定されることがあります。後遺障害はその程度によって1級から14級に等級分けされており、等級に応じて損害賠償額が大きく異なります。

肩が上がらなくなった場合、後遺障害等級認定を受けることで後遺障害慰謝料や逸失利益などの賠償金を請求することができます。

後遺障害等級認定のポイント

肩の可動域制限で後遺障害等級認定を受けるためには、以下のポイントが重要になります。

  1. 医学的な証明: 医師による診断書や、レントゲン、MRIなどの画像検査によって肩の可動域制限が医学的に証明される必要があります。
  2. 症状の継続性: 可動域制限の症状が事故直後から継続して存在し、症状固定後も改善が見られないことが重要です。
  3. 日常生活への影響: 可動域制限によって日常生活や仕事にどのような支障が出ているのかを具体的に示す必要があります。

肩の可動域制限で認定される可能性のある等級

肩の可動域制限で認定される可能性のある後遺障害等級は主に以下の等級です。

  • 8級2号: 肩関節の用を全廃したもの
    • 肩関節の可動域が全く動かない状態(完全強直)に近い場合に認定されます。
  • 10級10号: 肩関節の用を著しく害したもの
    • 肩関節の可動域が正常可動域の1/2以下に制限されている場合に認定されます。
  • 12級6号: 肩関節の用を相当程度害したもの
    • 肩関節の可動域が正常可動域の3/4以下に制限されている場合に認定されます。

これらの等級はあくまで目安であり、症状の程度や日常生活への影響によって認定される等級が異なる場合があります。

後遺障害等級認定を受けるための手続き

後遺障害等級認定を受けるためには以下の手続きを行う必要があります。

  1. 症状固定: 医師から、これ以上治療を続けても症状の改善が見込めないと判断される「症状固定」の診断を受けます。
  2. 後遺障害診断書の作成: 症状固定後、医師に後遺障害診断書を作成してもらいます。
  3. 必要書類の準備: 後遺障害診断書、交通事故証明書、診療報酬明細書、レントゲン・MRIなどの画像検査結果などの必要書類を準備します。
  4. 自賠責保険への申請: 準備した書類を自賠責保険会社に提出し、後遺障害等級認定の申請を行います。

申請後、自賠責保険会社が審査を行い、後遺障害等級が認定されます。

適切な賠償金を獲得するために

後遺障害等級が認定されると、後遺障害慰謝料や逸失利益などの賠償金を請求することができます。しかし保険会社は、様々な理由をつけて賠償金を減額しようとしてくることがあります。

適切な賠償金を獲得するためには弁護士に依頼し、専門的な知識と交渉力で保険会社と対等に交渉する必要があります。

スマートリーガル法律事務所がお手伝いできること

当事務所では交通事故による肩の可動域制限でお悩みの方に対し、以下のサポートを提供しています。

  • 後遺障害等級認定のサポート: 後遺障害等級認定に必要な書類の収集、診断書のチェック、申請手続きの代行などを行います。
  • 損害賠償請求の代行: 保険会社との交渉を代行し、適切な損害賠償額の獲得を目指します。
  • 訴訟の提起: 示談交渉が決裂した場合、訴訟を提起し裁判で解決を目指します。
  • 法律相談: 交通事故に関する様々な疑問や不安について法律相談に応じます。

まとめ

交通事故で肩が上がらなくなってしまった場合、まずは医療機関を受診し適切な診断と治療を受けることが重要です。そして後遺障害等級認定を受け適切な賠償金を獲得するためには、弁護士のサポートが不可欠です。

スマートリーガル法律事務所では、交通事故問題に精通した弁護士があなたの悩みに寄り添い、解決に向けて全力でサポートいたします。

肩の痛みや可動域制限でお悩みの方はまずは当事務所にご相談ください。

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